戦前青森県は、京都府(第16師団と舞鶴鎮守府)、広島県(第5師団と呉鎮守府)、大阪府(第4師団と大阪要港部)とならんで、陸軍と海軍の基地(第8師団と大湊要港部)がおかれた北方防衛の重要地でした。
しかし、敗戦からまもなく60年を迎えようとする今日では、多くの建物は老朽化により取り壊され、人々の記憶からも忘れ去られようとしています。また、太平洋戦争中、いわゆる強制連行の現場となった多くの事業所は、その工事の終了、あるいは事業者の解散等によりその実態も含めて、多くが不明のままとなっています。ここでは、青森県内に現存する旧軍施設、強制連行等の遺跡を紹介していきます。
東北振興電力十和田発電所
上北郡十和田湖町焼山